塗料の選び方 DIY編パート1
塗料にはたくさんの種類があり、なにを選べばよいか悩んでしまいます…
近年のDIYブームもありホームセンターでも気軽に手に入れることができます。
適材適所の塗料選びが必要ですが今回はDIYでやる場合の選定方法をお知らせ致します。
まず、材料の違いを把握しましょう。
塗料には大きく分けて水性と油性の2種類があります。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
水性塗料のメリット
水性塗料の一番の特徴は臭いが殆どしないことです。
なぜなら塗料が乾燥するときに油性塗料は含まれるシンナーが蒸発するので臭いが発生するのに対し、水性塗料は水分が蒸発するだけなので臭いが発生しません。
油性塗料のようにシンナーを含んでいないため引火する危険性が低いので保管場所や施工場所などでの火事の心配が少ないということや使用した道具類を水道水で洗うことができることなどとても扱いやすいので、DIYには特におすすめです。
水性塗料のデメリット
水性塗料は油性塗料に比べると乾燥しにくい為、塗装時期に影響されやすい塗料です。
また水性塗料は、窯業系サイディングやモルタル壁にはよく馴染みますが、アルミやステンレスといった金属には密着しにくいため、屋根の下塗りや、雨樋・破風・軒天・雨戸などの塗装の場合には下地をサンドペーパーで目荒しし、油性塗料で塗装するか油性塗料の下塗りをする方が良いでしょう。
油性塗料のメリット
油性塗料は水性塗料に比べると耐久性が高く、発色もよい為、仕上がりの美しさが特徴です。
また密着性も高く、素材を選ばずに塗装できることも魅力の一つです。
水性塗料は基本下塗りが必要不可欠ですが油性塗料は下塗りを省くこともできます。
油性塗料のデメリット
油性塗料は水性塗料に比べ臭いがします。
最近では臭いの少ない「弱溶剤」塗料が主流となっていますが「強溶剤」塗料といった臭いや刺激がきつく人体にも悪影響を及ぼす塗料もあります。
また、油性塗料を使用する場合は基本的に、別途シンナーも必要になってきます。
「弱溶剤」塗料を薄めるには塗料用シンナーAが必要ですが、ホームセンターではペイントうすめ液として売っています。
扱いにくさや、保管の面でDIYで使うには注意が必要です。
選び方のポイント
ざっくりと耐久性を求められる外部や鉄部には油性塗料、臭いの気になる内部では水性塗料がよいでしょう。
もちろんどちらも内外部使用できます。
また鉄部には下塗りに錆止めを使用する事をお勧めします。
分からない場合は、ホームセンターの店員さんや○○塗料といったご近所にある塗料屋さんでも個人販売してくれるので相談してみましょう。
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