ブログ一覧


自然災害に対する備え 火災保険・地震保険

今回、取り上げる題材は自然災害についてです。

 

自然災害というと思い浮かべるのが台風や地震ではないでしょう?

 

毎年、台風や地震は大小ありますが発生しております。

 

地震(震災)

 

日本周辺では、海のプレートである太平洋プレート、フィリピン海プレートが、陸のプレート (北米プレートやユーラシアプレート)の方へ1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレートの下に沈み込んでいます。このため、日本周辺では、複数のプレートによって複雑な力がかかっており、世界でも有数の地震多発地帯となっています。

 

国土交通省の地震に関する詳しい説明

 

毎年の地震によってご自身では気づいてはいないがご自宅が被害に遭っていることも多々あります。

 

ご自宅で地震被害を発見した場合どうすればよいでしょうか?

 

まずはご自身でご加入している火災保険会社(火災保険と地震保険は同一の保険会社で加入しております)へ連絡をしましょう。

 

ではどのような被害が地震保険に該当するのでしょうか?

 

地震保険申請で保障される個所は建物の主要構造部といわれる所に被害が一定数の割合発生していることが必要です。

 

主要構造部とは柱、基礎、屋根、外壁等が該当します。

 

但し、鉄骨造りなどは基礎部は主要構造部に該当しないなどの違いもある為、建物の種類によって違いがありますので注意が必要です。

 

ではどのような被害が申請要件をみたしたものに該当するのでしょうか。

 

ご自身で一番分かりやすい診断箇所は基礎や外壁になります。

 

 

クラック(ひび割れ)が入っているのがわかります。

 

ただしこのクラックが地震保険に該当するかはまだ分かりません。

 

地震保険に該当するには幅0.3mm以上、深さが5mm以上のもので構造クラックと呼ばれるもに該当する必要があります。

 

それ以外のものはヘアクラックと呼びます。

 

 

これはクラックスケールといわれるものでクラック幅を測るものです。

 

幅0.4mmである事が分かります。

 

この後、クラック針ゲージといわれる深さを測るもので5mm以上ある事を確認して構造クラックと認定されます。

 

 

この様な診断を経て構造クラックを複数確認できたら地震保険の一部損壊の対象となり保険金の申請が可能となります。

 

>日本損害保険協会の損害認定基準

 

雨水の侵入により鉄筋等に錆が生じると建物全体に危険が及ぶため、早期の補修が必要です。

 

基礎内部からのひび割れの場合は、表裏貫通している場合もあり、この場合は貫通クラックとも呼ばれます。

 

>建物診断を申込む

 

台風(風災)・雪(雪災)

 

台風は毎年8月~9月にかけて最も多く発生します。

 

毎年、どこかしらの地域で被害の爪痕を残していきます。

 

台風による被害で最も多いものが屋根に関する事です。

 

 

屋根に被害が発生すると雨漏れの原因となり生活に直接関係していきますので早期発見、補修が必要になっていきます。

 

またカーポートや屋根の小規模な被害もあります。

 

 

外壁の被害です。

 

 

上記のような被害は火災保険の風災に該当し、保険金請求が可能ですがまれに昔の契約で免責が設定してある場合があります。

 

免責とは設定金額を上回った場合のみ保険金の支払いがあるというものです。

 

  例1)台風によりご自宅の屋根が飛ばされた 例2)台風によりカーポート屋根が飛ばされた
被害査定額100万円-免責20万円=お支払い金額80万円 被害査定額15万円-免責20万円=お支払い金額0円
被害査定額100万円-免責0万円=お支払い金額100万円 被害査定額15万円-免責0万円=お支払い金額15万円

 

 

この様に例1)、例2)の①のように免責が設定されていると本来もらえるものも、もらえない場合や減額される場合がありますのでいざという時の為にも事前に確認しておくことをお勧めします。

 

 

 

その他にも雪による被害もあります。

 

 

積もった雪が落ちて下屋根への被害が発生した例です。

 

この場合は火災保険の雪災に該当し、保険金請求が可能です。

 

免責条項や計算方法は風災時と同じになります。

 

>建物診断を申込む

 

まとめ

 

その他にも、水災、偶発的事故(突発的事故)、盗難など補償範囲は様々です。

 

各保険会社により若干違いはありますが大まかな補償は同じになります。

 

また特約をつけていたり、補償範囲を狭めていたりなどプランによっても異なります。

 

弊社、建物診断は特殊な診断を除きリフォームに伴う診断は無料で対応させて頂いております。

 

近年、火災保険や地震保険のご活用を勧め、成功報酬といったものを請求する業者も存在します。

 

また、保険金請求は原状回復工事が前提の為、不必要な過剰請求をする事は出来ません。

 

保険請求期間は事故発生日より3年間となりますので注意が必要です。

 

弊社ではリフォーム工事のご提案の一環での保険金請求のお手伝いをしておりますため、費用は一切かかりませんのでご安心してご依頼下さい。

 

>建物診断を申込む

 

補償内容の確認にご活用ください。

 

>東京海上日動のパンフレット件重要事項説明書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前の記事へ

«

次の記事へ

»
プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2023 合同会社ティーズ創研. All rights Reserved.